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〒278-0022 千葉県野田市山崎2712

作品整理中

君の棲む王国

葉山に帰省する伸一郎
雪子、腹違いの妹
実家は、洒落た雑貨屋
義理の母
父はサラリーマン
義理の母が店を切り盛りしている
父の母伸一郎のおばあちゃんは、昨年死んだ
おばあちゃんの店を義母が引き継いでいる。
雪子の生まれ育ちは山形

軽い骨折だと思っていた、雪子はびっこをひいている
それは死に至る病
高校生の雪子
大学生の伸一郎
せっかくの夏休みゆっくり休養のつもりの雪子
海岸に小さな洞窟らしきものがあり、いろいろなものが流ついている
最初はきれいなもの面白いものが多かった
時とともに雪子の脳は幻覚に襲われてくる
そのうち犬や猫魚の死骸が流れてくるようになり、雪子は死の王国を海岸に作り出すのであった
信一郎は彼女に連れ添う
雪子のボーイフレンド自認する樹。
彼が雪子を現実世界にに連れ戻そうと努力するだが、徐々に体が言うことをきかなくなり死期の迫る雪子になすすべは無い

病院でのこと、雪子に父母涙ぐみ。伸一郎も付き添うも逃げ出す雪子
洞窟を探す伸一郎。満潮で海にその洞穴が沈む。
二人は波に飲み込まれていく
と仲の良いうみねこが互いの毛づくろいを手伝いながら飛び立つ
うみねこが飛び立つ場面を見ていた樹、太陽に目を細める



あの夜、ハイファイセットと牛込で

牛込公会堂周辺は戒厳令が敷かれた
紅白歌合戦出場が確定間近のハイ・ファイ・セットが、TAC(東京アソシエイトフォークリエイターズ)の連中とタックを組み、前夜祭を盛り上げると言う
ちなみにTACは、中野サンプラザ、文京公会堂で、{泥棒たちの飛行船}と言うスペクタクルステージをプロデュースしている集団
ああその日、全国津々浦々の少年少女が、先生たちに引率されやってくる
パックインミュージックを始めラジオ局に強引に宣伝をねじ入れたTAC首脳の功績のおかげか、人・ひと・ヒトが溢れ出ている。
入場できるのかこの人数
・・・・と予想していた
確かにとある高校は、先生が10人の演劇部の生徒を引率してくれて、数曲のラジオ局では告知をしてもらったが・・予想は大きく違いました
がっかりしたでしょう。ハイ・ファイ・セットのみなさん、ごめんなさい
が、イベントはつつがなく始まり成功裏に終わりました
TAC(東京アソシエイトフォークリエイターズ)は、エムの大風呂敷と妄想により作られた集団
当初、廃船の上でステージを繰り広げるとか、木曽川の真ん中に舞台を作り両岸から飛行船を飛ばすとか、本気で考えていた
ミラノピッコロ座を例にとり国に自分たちの劇場を作らせるとか、考えたら枚挙に暇がないがない暴挙を実現しようと企んでいたのだった
これは牛込公会堂を肴にしながら、無謀な青春秘話を綴っていく物語
牛込公会堂のイベント名は何だったか忘れた。漫才のようなコントのような芝居を挟みながら、ハイハイセットの美しい歌声がメインではありました


メリケン波止場改め哀愁

メリケン波止場改哀愁
初台の小屋で毎月何か芝居をやろうと言う話になったのかもしれない
でとにかく台本を書いて何かあげなくてはいけないような感じになった
多分ここで5本くらい書いただろううちの1本
陽炎座やツゴイネルワイゼン、鈴木清順監督、そして荒戸源次郎プロデューサーのシネマプラセットに関わっていた者とか、天井桟敷の残党や、アメリカの大学の演劇学部に留学するとかと言う女優もいたりして、噛み合わぬ雑談を交わしているうち、多様で不思議なコンセプトが生まれる。そのシュールな雰囲気の中、何故かビビアンリーやロバート・テイラーの哀愁、マーロン・ブランド扮する波止場の話で盛り上がり・・。アングラ、ヌーベルバーク、アメリカンニューシネマの次が生まれないなか、何か出来たらいいねと云うたわいない話の中に僕たちはいたかも。
いろんな思いが錯綜する中、そんなこんなを詰め込んだ、雑多でロマンチックな作品を作ろうと云うような感じになった。
また、ほかの劇団に、喧嘩を売った手前、とにかく一丁仕上げなければならなかったのです。
この時の集団は、寄せ集めで、劇団名さえ存在しなかった。その都度の企画で自由といえば自由だった。
出来はまぁよかったかもしれないなと思うんですが、えーまた例のごとくですが台本がどっかに行ってしまいましたということで、
これを小説版としてですね、再現しようかと思っております


螺鈿細工の女(悪胤の時代)

26歳位の時、TAC(東京アソシエイトフォークリエイターズ)で膨張した妄想が破裂し、しばらくおとなしくしていた
そんな時、東映演技研究所の人たちや川津祐介さんのお弟子さんが、初台に小屋を持っていて、私にオルビーの「動物園物語」、テネシーウィリアムズの「風変わりなロマンス」の演出を頼んできた
で、その見返りに小屋を借り「螺鈿細工の女(悪胤の時代)」と言う私の本を上演した
これは言葉の響きを重視したかなり実験的な芝居だった
日夏耿之介や三島由紀夫の美しい星、ラディゲ、メリメ・梶井基次郎などを意識していたような気がする
私的にはかなり完成度が高い作品だと思っていたが、私のある意味ヒロイックでメロドラマ路線から外れる試みだった。そのせいか、馴染みのファンたちが一斉に離れ、ブーイングの嵐だった。
もうその台本はどこかへ消え失せたが、ここに詩的な散文で汚名を挽回したいと、そう思うのです。


さてと、ボルワン

代々木というか南新宿というか・・に、VOL1(ボルワン)と云うジャズバーというかポップスクラブというか、詳細は忘れたけれど、があった
知り合いのつてで、二日間位借りた
サークル予算を使い切るのが目的だったのかもしれない
ここでファン感謝デーみたいな感覚で、いくつかの演目をダイジェスト的に上演した。
劇中歌の歌謡ショーを披露し、適当に飲み食いをしたように記憶している
そして、ここが始まりだったのだろうか
学生演劇と決別し、新たな航海に繰り出そうと考えたのは
さてと、VOL1(ボルワン)
あれから遠い遠い時間が流れて・・
今、ここからだ、ここからだと

ここでは、あの日の風景とまさに今とをリンクした物語が展開される


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